ETC高速道路1,000円でどこまでいける?!ついでに1,000円にこだわる旅。
3月28日よりいよいよ首都圏外でETC搭載車に限り
高速代金上限1,000円がスタート!
関越自動車道なら東松山ICから北
東北自動車道なら加須ICから北
中央自動車道なら八王子ICから西
東海自動車道なら厚木ICから西
それより先は一律1,000円!但し、2年間限定の土日祝のみ!
これから土日の旅行者が急増して、混雑すること間違いなし。
これは行くっきゃない!と、混雑する前に早速利用することにした。
どこまで行っても1,000円なら、いくら近場に行きたい所があっても、
出来るだけ遠くに行かないと損だと思いませんか?
この機会に、私も今まで高速代を気にして行けなかった東北地区へ
足を延ばしてみることにした。
そして、ただ北に向かうのではつまらないので、
ETC高速道路1,000円記念として、
私も1,000円にこだわって旅する事にした♪
例えば、
食事は1,000円メニューしか食べてはいけないとか、
買い物も1,000円でしかできないとか・・。
そんな訳で、
とりあえず持ち金を全て1,000円に両替!!
[1日目]
3月28日(土)天気晴れ
天気予報によると、今週末の東北地方は冬の気温に戻るとのこと。
冬のコートも車に詰め込み、8:00埼玉にある我が家を出発した。
これから長い道のり。車内で聞く音楽も重要。
行き先が東北ということで、
今回の旅のお供は、仙台出身のカナダ人兄弟と、日本人2人の4人で構成されたグループMONKEY MAJIK(モンキー マジック)に決定! ドライブには最適!最近のお気に入りです。
9:30加須インターから東北自動車道にのり、目指すは津軽海峡!?
ニュースでは、
「春休み真っ最中の導入初日とあって、大渋滞が予想されるのでは・・」
との心配もありましたがが、入口付近に若干の渋滞はあったものの、
その後とってもスムーズ。
栃木県に入った。
11:00 一回目の休憩は「那須サービスエリア」
さっそく、1,000円のものを探す。あれっ?!いいもの発見!
那須高原「芋屋」スイートポテト
(箱詰めのお土産用)
4/19まで 1,050円→1,000円!
焼きたてスイートポテトは、大人気で行列。
こちらはグラム売りでしたが、
試しに「1,000円分でお願いします!」と言ってみた。
店員さんは嫌な顔せず、ポテトを交換しながら2・3度試して
1,089円・・1,065円・・1,014円・・ 「1,000円丁度は‥」と言った。
それでも一応、「じゃあ削って1,000円丁度にしてください」
と言ってみたが、もちろんNG。
最初からルール違反・・・。
焼きたてスイートポテト4個1,014円で購入した。
福島県を通過し、宮城県に入った。
14:00 二回目の休憩は「長者原サービスエリア」
そろそろお腹もすいて、昼食をすることにした。
店内を見渡したが、1,000円のものが見付からない。
屋台で「仙台麩のお吸い物」を試食販売をしているのを発見!
空腹の私にはとても美味しく、図々しくも2杯試食。
そして、
仙台麩500円 × 2袋 1,000円 お土産として購入した。
そう、仙台といえば「牛タン」でしょ!
牛タンを1,000円で食べれるのか・・と探してみると、
おぉっ~!!
「景気回復応援メニュー!タン塩丼 1,000円→880円!」
わざわざ安くしなくてよいのに‥。
でも、空腹に負けてこっそり食べた。
その他、ETC1,000円割引に併せて、沢山のキャンペーンがやっていた。
14:30 「長者原サービスエリア ETC専用出口」
トクー!でも人気エリアである「鳴子温泉」に行く為に、
一度高速を降りることにした。
ここで、ついに「ETC高速道路1,000円」を発揮する?!
この記念すべき瞬間を記録に残すために、
友人は車を降りて、写真をかまえた。
(通常のインターチェンジでは絶対に無理なことだ。)
もったいぶりながら、ゆっくりと開閉バーに向かって走る。
“ピンポーン”という音と共に、『 割引 ¥1,000 』の文字が光った!!
やったー!!と何故か声を上げてしまった。
と同時に、ほっと、胸をなでおろした。
そう、もし割引が適応されない場合は、
加須IC(埼玉県)から 長者原IC(宮城県)まで
通常 7350円 ⇒ ETC割引 1,000円! 【86%OFF!!】
トクー!ではお馴染みのフレーズ♪
すごい!本当に1,000円だぁ~!!ETC万歳!!
私達は、はしゃいだ気分のまま、鳴子温泉郷へ向かった。
いつの間にか天気が崩れ、雪が降ってきた。
一応チェーンは持ってきたものの、女2人じゃ着けられない・・。
積もりませんように。
お目当ては、
鳴子温泉郷中山平温泉 名湯・秘湯「うなぎ湯 琢秀」
ph9.2のアルカリ泉。
化粧水のようにとろりとした肌触りが特徴で、
女性には美人の湯としても人気の温泉。
しかし、日帰り入浴は、10:30~14:30まで。残念・・。
どうしようかと悩んでいると、
向かいに「丸進別館 日帰り入浴500円」の看板を発見!
2人で1,000円ということで、そこに即決して入ることにしました。
見た目「丸進別館」は建物も古く、小奇麗な「琢秀」とは正反対。
期待していなかったお湯は、
何とph9.8という高アルカリの天然温泉とのことで、お湯はぬるんぬるん!
まさに、うなぎの湯だ!!
しかも、旅館の敷地内で自噴していた。
温泉に入っているうちに雪も止んでくれた。ほっとする。
16:30 一関ICより、再び高速のる。
そして、ついに岩手県!
17:30 「前沢サービスエリア」
ここでも、ETCキャンペーン実施中!いろいろやってます。
すると、レストランで素敵なメニュー発見!
~ギャル曽根も食べた!おすすめメニュー~
春のとくとくキャンペーン!(~4/19まで)
前沢牛にぎり 3貫 1,000円!
\すぐに出来ます!/
なんとっ!
これは食べてくださいと言っているとしか思えない。
ということで、初めての前沢牛を食べてみることにした。
見事な霜降り。一人1個半を贅沢にいただく。
正直、よくわからないけど美味しかったのは間違いない!
19:00 花巻インターチェンジで高速を降りる。
本日二度目の高速料金 『 割引 ¥1,000 』!!
なんか嬉しい。
旅館に着く前に、コンビニで買出しをする。
晩酌用にと、ビール2缶とサワー1缶、
その他お菓子など、丁度1,000円になるように
計算しながらの買い物。これには苦難した。
そして、本日のお宿は、
“日本一深い温泉”で有名な、
岩手県花巻南温泉郷 鉛温泉「藤三旅館」
リーズナブルに「湯治部」に宿泊することにしました。
(1,000円の宿はなかったのが残念・・。)
「湯治部」は、湯治を目的に長期滞留する温泉施設で、
基本的に短期の観光客向けの施設ではないが、
湯治用の部屋ということでかなり安い宿泊料金で提供している。
宿泊料金は、部屋代を基本に、必要なものを追加する積み上げ式。
室料は 2,480円~
布団・シーツ・枕付 500円
毛布 200円
浴衣・丹前 350円
バスタオル 200円
冷蔵庫 350円、コタツ 450円、テレビ 400円
夕食 1,750円 朝食950円
合計:7,030円 + 入湯税150円
これも初体験で面白かった。
建物は、昭和16年に建築され築60年を越えていてとても古い。
良く言うと学校の教室、悪く言うと監獄(?)のよう。
歩くと階段や廊下のきしむ音がして、歴史を感じることができる宿だ。
また、配膳以外セルフ式のため、17:00を過ぎた到着の場合、
夕食はすでに部屋に運ばれていて、到着と同時にご飯と汁物は
温かいものをわざわざ持ってきてくれた。
最悪、最終チェックイン時間までに到着すればよいので、
到着時間が読めない旅には、夕食時間を気にすることなく、とても助かった。
「藤三旅館」には、いくつかの湯船がある。
有名なのが“日本一深い自噴天然岩風呂”「白猿の湯」。
基本的には混浴だが、女性専用時間が1日に3回あるとのことで、楽しみにしていた。
小判形の大きな湯船は、深さ125メートル。
私の身長が150センチなので、浅い所であごまで、深いところだと鼻も潜ってしまうくらいの深さで怖いくらい。浴槽の周囲には腰掛けることも出来るが、基本的には立ったまま入る。
天井は、3階くらいまでの高い吹き抜けになっていて、とても開放感があった。
立ち湯は、全身にまんべんなく湯圧がかかるので、循環器系を整え、血行促進にも効果があるそうだ。
どうして、日本一深い温泉なんだろうと思っていると、
ロビーで藤三旅館を紹介した新聞記事を見付けた。
「湯船の底の岩盤から湯が湧いているんですが、昔湯量が減ったのので、
岩盤を掘り下げたんです。それで深い立ち湯になりました。」 とのこと。
意外な答えでした・・。
でも、とても不思議な温泉で、一度入ってみる価値あり!
食事も美味しく、長居したくなった。
[2日目]
朝から「白猿の湯」に入り、
配膳された朝食を食べ、
11:00にチェックアウト。
せっかく岩手まで来てしまったので、
帰りは美味しいものを食べて帰ることにした。
まず、海の幸豊富な気仙沼へ向かう。
花巻から気仙沼は約100キロ!
満タンにしてきたガソリンも、給油ランプが付いたので
ガソリンスタンドを探す。
そして、もちろん1,000円分を給油!
途中、道の駅で面白い食べ物を発見!
“ホドイモ”~うまい!一粒食べたらやめられない~
効能はいろいろあるらしく、便秘解消や早につやがでるという
キャッチに1パック購入。
気になるお味は、栗と芋の中間のような味。
中々美味しい!
レジのおばちゃんの話だと、
繊維質が多く1日3個までとのこと。
一粒食べたらやめられないって・・だめじゃん。
14:00 気仙沼到着!
気仙沼といえば「フカヒレ」。
でもどこで食べることが出来るかわからない。
とりあえず、気仙沼観光協会に行き、周辺マップを手に入れる。
相談の結果、フカヒレを食べる前に、
サメについて知っておいた方がよいだろうということで、
鮫の博物館「気仙沼 リアスシャークミュージアム」に行った。
この施設の一番のウリは生きたサメにさわれること。
体長30センチくらいのトラザメの背中をなでなで・・。
予想通り、ざらざらして硬かった。
それよりも、気になるのはフカヒレ。
市場の中や、ガイドブックなどで色々悩んだ末、
フカヒレ寿司が食べれるという「あさひ鮨」に行く事にした。
「あさひ鮨」に着いてみると、何とっ!!
季節の寿司が冬から春へ!お試し価格で大奉仕!
3/31まで 通常1,900円→1,000円!
なんとも偶然!
きっと、これを食べなさいということだ。
寿司ネタは、
季節の白身・本鮪中トロ・イクラ・ウニ・カニ・車エビ・ホタテ・穴子
とっても豪華だ!
それに追加して、1,000円で食べられるはずのないフカヒレを注文!
フカヒレ寿司 1貫 600円
フカヒレ姿寿司 1貫 730円
2人で半分ずつ食べた。
高級食材とはいえ、
この味が果たして美味しかったかどうかはよく分からなかった。
そして、次は松島へ向かった。
途中給油ランプが点灯し、ガソリンスタンドに寄る。
あまり進まないんだよなぁ・・と愚痴りながらも、
仕方なく1,000円給油する。
17:00 松島到着
小さな島が沢山あり、日本三景の一つとあってとても絵になる風景。
初めて訪れたので、もう少しゆっくりしたかったが、
今回は時間がなく観光は断念。またの機会にした。
そう、松島に来た一番の目的は“牡蠣”!!
寒い時期が旬の牡蠣を、たらふく食べたい。
またしても、
どこで食べる事ができるのだろうと、海岸沿いを走っていると、
「牡蠣の直売店」を発見!! ラッキー!!!!
東京のオイスターバーでは値段を気にして沢山食べられないが、
ここでは、何とっ1個100円!! 10個注文して 1,000円!!
その他、注文するたびにオマケも付けてくれて、満足度120%!
お店の張り紙には「ほとんどタダ!」とか冗談も書いてあった。
そしてこの日もタイムアウト。楽しい時間もここまで。
そう、ETC高速道路1,000円は土日限定ですから、
そろそろ高速にのらないと、日曜日中に家に帰れない。
帰りのサービスエリアでも
那須・上河内・佐野と立ち寄り、もちろん1,000円チェック!
会社へのお土産もちゃんと1,000円で購入して
22:00 加須到着! もちろん、高速代1,000円!!!
どこも ETC 1,000円で盛り上がっていた。
1,000円でこれほど楽しめるとは思いもしなかった。
これから夢が広がるなぁ~♪♪♪