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瀬戸内島めぐりとうどん


香川のうどんを食べたいというところから始まった今回の旅。スケジュールを考えているうちにどんどんと行きたい場所が増え、最終的に瀬戸内の島を4日間かけてめぐるという面白い旅になりました。

【この旅行のスケジュール】
<1日目>高松空港~高松市内うどん~直島宿泊
<2日目>直島観光~小豆島宿泊
<3日目>小豆島観光
<4日目>小豆島~女木島~男木島~高松空港

それでは、4日間の島めぐり+うどんの旅をご紹介します!

 


<1日目>高松空港~高松市内うどん~直島宿泊

関東から高松へのアクセスはジェットスターが便利です。今回利用した便は、成田⇔高松が片道約1時間半、オプションなしで片道約7千円でした。高松空港から高松駅まではリムジンバスで1時間弱。飛行機の発着時刻に合わせてバスが出ているそうです。

お昼過ぎに高松駅に到着し、早速高松駅から歩いてうどん屋に行きました。

『うどんめぐり』

1軒目は瓦町駅近くの「さか枝」。地元の人も利用する、セルフタイプのうどん屋です。メニューを選ぶとざるに入れられたうどんが登場!自分でさっとゆでて盛り付けます。天ぷらは1つ100円。私はゲソ天をつけて1杯合計300円くらい。ネギなどを盛り付け、タンクの蛇口からだしを注ぎます。安くて美味しい! 1杯でお腹がかなり膨れました。

2軒目も瓦町駅近くの「しんぺいうどん」。1軒目のうどん屋から徒歩約10分のところにあるうどん屋です。カレーうどんが人気のお店で、店内はおしゃれな雰囲気。こちらのお店は席で注文して、店員さんが運んでくれます。私はカレーうどんを頼みました。ダシがきいたカレーうどんは絶品! 通常より麺が長いように感じました。

高松うどん

左3枚が「さか枝」、右が「しんぺいうどん」

 

もう一軒行きたいところでしたが、おなかがいっぱいになったのでうどんめぐりはここで終了。まだ時間があったので、近くの栗林(りつりん)公園まで散歩をしました。公園の中には入りませんでしたが、物産館が充実していました。物産館を見た後、高松駅に戻り、駅前のスーパーで買い出し。高松駅近くの高松港からフェリーで直島へ向かいました。

約1時間のフェリーの移動で19時頃に直島の宮浦港に到着。

宮浦港の近くには、ライトアップされた不思議なオブジェがありました。下の写真右側のオブジェは中に入れます。

直島オブジェ

直島 宮浦港の近くのオブジェ

 

オブジェを見た後、宮浦港からバスで、宿泊する「つつじ荘」へ移動。つつじ荘には、和風コテージ、モンゴルテント・パオ、トレーラーハウスと3つのタイプの宿泊施設があります。私たちはキャンプ気分を味わえるパオに宿泊しました。中はとてもかわいい作りになっており、暖房完備なので冬でも暖かく泊まれます。お風呂はついてなかったので、貸切風呂を1時間1000円で利用しました。

モンゴルテント・パオ

翌朝撮影したパオ。海のすぐ近く。

 


<2日目>直島観光~小豆島宿泊

直島」は、ベネッセが監修するアートの島です。現代アートの美術館が古い町並みの中にあり、とても面白い場所です。直島には、高松や岡山からのフェリー乗り場のある「宮浦(みやのうら)エリア」、美術館のある「美術館エリア」、「本村(ほんむら)エリア」の3つのエリアがあります。今回は、美術館エリアにある宿に宿泊したので、近くの美術館に朝から行くことにしました。

 『ベネッセハウスミュージアム

宿泊した「つつじ荘」の近くの海岸を美術館方面へ歩いていくと、有名な南瓜のオブジェがありました。南瓜の近くには「ベネッセハウス」という美術館と一体となったホテルがあります。ホテルの周りにも面白いオブジェが展示されていました。
「ベネッセハウスミュージアム」は、オブジェから少し坂道を上ったところにあります。現代アートの作品が展示されていて、楽しく美術鑑賞。面白い作品がたくさん展示されていました。館内は写真NGでした。

直島オブジェ

海岸の近くにあるオブジェたち

 

地中美術館

次に向かったのは、「ベネッセハウスミュージアム」から無料シャトルバスで10分弱の場所にある「地中美術館」。入館には事前のネット予約が必要です。
地中美術館の建物は建築家による設計で、建物を見るのも楽しい。太陽の光や空も作品の一部のように感じられる作りになっていました。美術館には、クロード・モネの絵画や不思議な体験ができる作品などが展示されていて、直島に来たらぜひ訪れてほしい美術館です。こちらも館内は撮影NG。

地中海美術館

「地中美術館」のチケットセンター

 

家プロジェクト

美術館を2つ鑑賞した後は、本村エリアにバスで移動。昼食をとった後、家プロジェクトを鑑賞しました。家プロジェクトとは、本村港周辺にある古民家を改修したアート作品です。6つの家を見られる共通チケットを買って、趣きある集落の路地を散策しながら6の家を鑑賞しました。私のお勧めは「南寺」という家。暗闇の中で面白い体験ができますよ♪

本村エリア

本村エリアの風景

 

最後は宮浦エリアにバスで移動し、有名な「赤かぼちゃ」や面白い銭湯を見ました。

宮浦エリア

「赤かぼちゃ」と「I♥湯」

 

そして、本日の宿のある小豆島へ。直島と小豆島間は直通のフェリーがないため、海上タクシーを利用しました。フェリーで行くと岡山経由で2時間ほどかかりますが、海上タクシーはたった40分。好きな時間に呼べて眺めも最高! 夕陽を見ながら優雅に小豆島に向かいました。

海上タクシー

海上タクシーから見た夕陽

 

宿は、トクー!で予約した「グリーンプラザ小豆島」。フェリー乗り場のある土庄(とのしょう)港からは送迎バスで約10分。海沿いにあるため、瀬戸内の島々が見渡せ、特に夕方の景色が素晴らしかったです。トクー!で予約したので他社価格から10%割引。今回は1泊2食付1人約6千円でした。夕食は海の幸をふんだんに使った会席料理で会場食。朝食は種類豊富なバイキング。温泉は無色透明のさらりとした泉質で、露天風呂からは海や星空が見えました。館内やお風呂、部屋は清潔感があり、費用対効果抜群の宿! 小豆島でお得に泊まりたい方にお勧めです。

グリーンプラザ小豆島

「グリーンプラザ小豆島」のロビーからの景色と夕食

 


<3日目>小豆島観光

小豆島は比較的大きな島なので、レンタカーで観光しました。フェリー乗り場のある土庄港の周辺にはいくつもレンタカーショップがありました。では、小豆島の見どころをご紹介!

エンジェルロード

潮が引いた時にしか現れない砂浜の道です。この道を歩いて奥の島へ渡ることができます。潮の満ち引きの時間は毎日異なるので、事前に引き潮の時間を調べてから行きました。この日は朝が引き潮の時間でした。潮が満ちたときはどうなるか気になったので、夕方にも立ち寄ったらこんな感じでした。

エンジェルロード

エンジェルロード(引き潮の時と満ち潮の時)

 

小豆島オリーブ公園

魔女の宅急便の映画のロケ地になったということで、魔法のほうきを無料で貸し出し中でした。ほうきを借りて園内にあるギリシャ風車まで行き、空とぶ写真を撮影しました。コツは連写。とにかくほうきにまたがってジャンプし連写すると、まるで風車の前をほうきで飛んでいるような写真が撮影できます。何度もチャレンジしたら奇跡の写真が撮れました。

小豆島オリーブ公園

風車と貸し出し中の魔法のほうき♪ 黒色のほうきが人気です!

 

マルキン醤油記念館

小豆島は醤油が名産です。たまたま無料開放していた醤油記念館を見学して、醤油ソフトを食べました。醤油記念館は醤油工場の隣にあり、工場は稼働中でした。そのあと、近くの醤油屋さんでお土産の醤油を買いました。周辺は黒壁の建物や黒い幹のオリーブの木があったため、店員さんに聞いてみると、醤油工場の周辺の壁は麹の影響で黒くなってしまうとのことでした。また、防腐効果のために焼きを入れて壁を黒くしていることもあるそうです。お昼には、小豆島の醤油やもろみを使ったご当地グルメ「ひしお丼」を食べました。

寒霞渓(かんかけい)

小豆島の中央付にある山の中にある絶景スポット。ロープウエーでも行けますが、今回は車で山頂に行きました。山や海が見渡せて素晴らしい景色でした。紅葉の時期は特に絶景だそうです。四望頂という展望台には、猿が何匹もいました。

醤油屋、寒霞渓

醤油屋さんと寒霞渓からの風景

 

寒霞渓の山頂で、何か月もかけて日本一周をしているヒッチハイカーに会いました。ヒッチハイカーを山の下まで送り、レンタカーを返却してこの日は終了しました。面白い出会いもあるところが楽しかったです。この日も「グリーンプラザ小豆島」に宿泊しました。

 


<4日目>小豆島~女木島~男木島~高松空港

最終日の4日目は、朝フェリーで小豆島から高松港に行き、高松港から別のフェリーに乗り換えて女木島・男木島という島に行きました。

女木島(めぎじま)

高松港からフェリーで20分の女木島は、小豆島や直島と比べると小さな島です。桃太郎の鬼が住んでいたという伝説があり、鬼ヶ島とも言われています。実は鬼は海賊だったのではないかとの見解もあるそうです。小さな島ですが、山頂の展望台まで行くには勾配があるので、電動自転車をレンタルました。
山頂に向かう途中の道には水仙や桜が咲いており、とてものどかな雰囲気。海岸沿いは海がとてもきれいでした。山頂近くにある鬼(海賊)が住んでいたという洞窟にも行き、ガイドさんに洞窟の中を案内してもらいました。

女木島

(左上)女木島にむかうフェリー”めおん号” (右上)港の目の前にある風よけの石垣。石垣の裏には集落がある (左下)桜と水仙 (右下)展望台からの景色

 

男木島(おぎじま)

女木島からフェリーで20分。男木島は女木島より更に小さな島です。まずは、漁師の家のような雰囲気の店でサザエ飯と焼きサザエを食べました。島は小さいので徒歩で散策しました。港の近くの集落の路地を探検したあと、島の端にある灯台まで歩きました。
集落の路地は迷路のようで面白い雰囲気。島の人達は普通に生活しています。路地のところどころにアート作品があり、人懐っこい猫がたくさんいました。
灯台までは勾配のある山道を通り片道30分くらい。道の途中では何度もウグイスの鳴き声が聞こえてきました。灯台は空が青くとてもいい景色でした。

男木島

(左上)港からの風景 (右上)アートのある路地 (左下)海岸沿いの道 (右下)男木島の猫

 

帰りの飛行機に間に合うように、15時のフェリーで男木島を出ました。2つの島を駆け足で巡ったので、もし次に来ることがあれば、もう少しゆっくり散策したいと思いました。

最後に高松空港2階にあるうどん屋で、この旅最後のうどんを食べました。たれが3種あるおでんも食べました。

これで4日間の旅は終わりです。瀬戸内の島々はアートと古い町並みが融合しており、とても素敵な場所でした。青い空と穏やかな波の海に癒された旅でした。