極端の旅<最北編> 最北端×ホッケ×38.5
2年前から始めた極端を巡る旅、第三弾!
最北端の大地、北海道の稚内に行ってきました。
目的は、最北と名のつく地に足跡を残すこと。(一般人がいけるレベルで)
これまでの極端の旅で、最南端 沖縄 波照間島の高那崎、
最西端 沖縄 与那国島の西崎を制覇してきました。
北海道は私の地元で、札幌出身なのですが、生まれてこのかた稚内には訪れたことがありません。
同じ都道府県ではありますが、札幌から約350Km・・・、もはやまったく別な地域なのです。
羽田空港からANAの直行便で約2時間で稚内空港へ。
極端の旅では、必ず訪れる場所が3つあります。
その一つが、ゴルフコース。趣味と実益を兼ね備えた訪問先です(笑)
最北端にあるゴルフ場、『ノースバレーカントリークラブ』
稚内湾や利尻富士が眺められるホールがあり、フェアウェーは北海道らしく広めで、
OBを気にせず思いっきり振っていけます。フェアウェイやグリーンもしっかり整備されて
いて、とても良いコースです。
途中には北海道らしく、蝦夷鹿の親子がコース内を悠々と散歩してました。
慣れているのか、近づこうが、球を打とうがまったくお構いなし。
コースと見事に共生してました。
スコアは・・・まぁ普通です。良くもなく悪くもなく。
最北端のゴルフコースを回れたことに意義があるので、大満足のラウンドでした。
ゴルフ場を後にして宿に荷物をおいたらすぐに、ディナータイム!
宿近くの炉端焼の店へ向いました。
炉端 蝦夷の里(ろばた えぞのさと)
店の入り口がひっそりとしてて、常連でなければ気がつくことも不可能なレベル。
中に入るとモクモクと煙が立ち込めており、い~感じの雰囲気を醸し出しています。
北海道にきたらやはり海産物。ホッケなどの魚を注文したが、これが驚くほど旨い!
道民なので、東京の人に比べれば日常的に美味しい魚を食べていたほうだと
思いますが、やはり地のものは全然違います。脂の質がただのっているだけじゃなく
しつこさがないのだが、味わいは濃厚。身もしっとりとしていて、これぞ北海道という
美味しさでした。その他にも、つぼ鯛やホタテなどを堪能。
稚内行かれる際には、是非お勧めしたいお店です。
そして2軒目。
広いカウンターがあるお寿司屋さんです。大将のお任せで注文。
ウニやカニ、タコなど北の味覚が次々に登場!一品一品が素材を生かしつつ
しっかりと造られているので、北の海を丸ごと堪能させていただきました。
そのあとは竹ちゃんの大将に連れられ、2件ほどはしご酒を重ね、最後に稚内市民の
ソールフードと呼ばれるチャーメン(=炒めたラーメン=炒麺(チャーメン))で締めてまいりました。
しっかりと焼いたたまご麺とたっぷりの具が特徴の醤油味のあんが絶妙。
美味しい料理と北の酒をたらふく詰め込み、初日の全日程を消化し就寝・・・、
と思いましたが、ここでトラブル発生。やけに熱っぽいので、飲み過ぎにしては
変だと思っていたのですが、熱を計ってみると38.5℃!! がっちり風邪をひきました。
明日もスケジュールが立て込んでいるのに、このままでは目的達成もままならぬ。
悩んだあげく、スマホで近隣の救急病院を検索。するとなんと500mくらい先に
病院があるじゃないですか。凄いぞ日本。最果ての地にもすぐに駆け込める病院が
あるとは。すぐにお薬をいただいてきました。
薬が効いたのか、翌朝にはかなり熱も下がりなんとか旅を続けられるまで回復。
よかったよかった。
ちなみに今回の宿は、ドーミーイン稚内さんにお世話になりました。
この宿がまた凄い!稚内を一望できる天然温泉の展望大浴場もさることながら、
特筆すべきは朝食。和洋海鮮バイキングで、そのメニューには、新鮮な
サーモンなどの刺身からなんと、いくらまで揃う豪華なラインナップ。
朝からたっぷりのいくらを使った豪華な丼を堪能させていただきました。
※写真取り忘れましたので、イメージでお楽しみください。
2日目はいよいよ、今回のメインイベント。
宗谷岬の先端、北緯45度31分22秒『日本最北端の地』に立ちました!
※実際の最北端の地は、宗谷岬の西北西に位置する弁天島という岩礁らしいのですが、
一般人が行けるという意味ではここが最北端です。
この瞬間、日本の中で私より北にいるものが誰もいない、最北端の男になりました(笑)
たった43km先にはサハリンがあるらしいのですが、この日は見えませんでした。
宗谷岬周辺は、最南端や最西端とは違い、観光地としてかなり整備されており、
観光客も大勢いて賑わっていました。
最果ての地を後にし、次に向った場所は歴史的建造物。
昭和6年から昭和11年にかけ建設された防波堤。ここは北埠頭が旧樺太航路の発着場として
使われていたとき、ここに通じる道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で造られたとのこと。
樺太へと渡る人々で賑った頃のシンボルで、古代ローマの建築物を思わせる太い円柱と
なだらかな曲線の回廊は、とても昭和初期の北海道の果てで造られたとは思われないほど荘厳。
当時、いかに活気を帯びた街だったかが感じられます。
極端の旅<最北編>、最後の最北端は温泉!
<入館料>
高校生以上 600円
小・中学生 300円
<開館時間>
午前9時45分~午後10時(入館は午後9時30分までとします)
<定休日>
毎月1回、館内清掃の為休館。
4月・10月は館内特別清掃のため2日間休館。
利尻富士と宗谷海峡望む露天風呂は絶景!
雄大な景色を望みつつ、淡黄色で僅かに濁っている温泉に癒されながら、
今回の旅を締め括りました。
極端の旅、残すは最東端のみ。
そのレポートはまたいつか公開します!