小舟で大海原を行く! ほぼ無人島体験!
沖縄県の宮古島から多良間島、水納島に行ってきました!
南の島への旅は久しぶりに「本当に死ぬんじゃないか・・?」と思うようなものでした!
1日目/
夜 メンバーが再三お世話になっているの宮古島の島唄ライブ居食屋 「和おん」
で夕食。明日の出陣に備えました。
沖縄料理と店のマスターの歌と演奏に酔いしれました。
沖縄民謡は心にしみる・・。店全体に一体感が生まれます。
メンバーの一人が歌に合わせて踊りだしました。
両手を頭上にかかげて左右に振っています。
彼は何度も沖縄に来ている。これが沖縄の踊り「カチャーシー」か?
しかし、お酒が回っているようで、足元がおぼつかない・・・。
上げた手の振りも中途半端・・。ん、阿波踊り・・?。
彼はあまり参考にはならなそうです・・。そのまま、酔いつぶれてしまいました。
「カチャーシー」はお店の方に教えていただきました。
2日目/
ついに、多良間島、水納島に上陸します!
まずは、今日の行程をまとめてみましょう!
ホテル→(①バス)→宮古空港→(②飛行機)→多良間空港→
(③レンタカー) →島内観光→(④船)→水納島→(⑤船)→港→
(⑥レンタカー)→多良間空港 →(⑦飛行機)→宮古空港→
(⑧飛行機)→羽田空港→(⑨電車)→(⑩タクシー) →帰宅
1日に乗り物に10回乗りました(笑)!
回数が遊園地で1日に乗ったアトラクションレベルです。
【宮古島→多良間島】
ボンバルディアCRJに搭乗。
世界で一番墜落した飛行機・・なんて冗談が飛び交います。
CRJでは珍しい後ろ向き座席(座席番号「1K」)に座りました。
当然、人生初の経験です。右を見るとCAさんが同じ向きに座って笑っています・・。
着陸時は相当怖いかな?と思っていましたが、以外と平気でした。
その後の体験が強烈でしたので、記憶が薄れてしまっているだけかもしれませんが・・。
多良間島・・。たらまじま・・と読みます。
宮古島と石垣島の真ん中にある島です。面積は約20平方キロメートル。
東京ディズニーリゾート10個分の大きさです。空港には、しゃれたオヤジさんが営む
コーヒーショップがあります。ちなみに空港の建物はこんな感じです。
帰りに一杯コーヒーをいただきました。ソルトコーヒーです。
はじめて聞くと「塩?コーヒー?」となりますね。
オヤジさん『コーヒーに塩を入れると”甘く”なるんだよ。』といって、一つまみの塩を入れて
くれました。 本当に甘みが出て美味しくいただくことができました。
オヤジさん、店の外で海水を天日干しして塩を作られてました。
『くがにまーしゅ』という名のその塩は、 見たことがないくらい大きな粒の塩でした。
「海水と太陽の光、全て自然の力で作っているんだ」 オヤジさんの人柄にも惹かれ
一袋購入させていただきました・・・。
島には廃港になった 旧多良間空港の跡地があります。
滑走路が短く運用に課題があったので、現在の新空港に機能を移したそうです。
滑走路が半分ほど残っていたので入ってみました・・。
すると、一部のエリアにソーラーパネルが 設置されていました。
後々知ったのですが、多良間島では数年前からソーラー発電の実験を行っているそうです。
家庭用のソーラー発電は実用化され価格競争が激しくなっていますが、 メガソーラーと
呼ばれるものの実用にはまだ課題が残っているようです。
是非実験が成功し、自然の力を有効活用していただきたいと思います。
【多良間島→水納島】
水納島・・。みんなじま・・と読みます。
水納島は面積約0.5km2・・東京ドーム2個分の広さの島で日本で一番人口の少ない島です。
上陸するしかないでしょう!ということで調べたところ、アクセスはチャーター船「しらはま」のみ。
チャーター船といっても漁船という感じですが・・・ 船長は本当に頼りになる人です!
ちなみに、水納島の住民はご親戚とのことでした。
「この時期の波は荒いから大変だよ~。」との船長の忠告は大げさではありませんでした。
ゆれ過ぎて船酔いする余裕がありませんでした!
潮の流れが速く、波の上をはねながら進みます。
普段はしゃべり倒すメンバーも口数が減って・・・、いや、無言になっています。
皆が声を大きくして「本当に大丈夫なのー?!」
船長は質問には回答せず「帰りの方が大変だよ~」
もう、全員無言です。島が見えたときには、誰かが「島が見えた~!」と叫びます。
「もう少しだ!」 誰かが応えます。
人間というのは目標が見えると気持ちに変化があるものなんですね・・
安心すると同時に力が出ます。
やはり、普段の生活でも夢や目標を持つことは大切ですね。
ほんの一瞬ですが「本当に死ぬかも・・」と思いましたので、新鮮な体験でした。
島に近づくと波が収まり・・それまでがウソのように、透き通った南国の海が広がります。
船長が「カメがいるから・・見つけてみて・・」と言います。
いました・・カメ!デカイ!はやい!船が近づくとすごい勢いで逃げていきます。
「カメ・・」と言われて都会の人間がイメージするのは 小さいミドリガメですが、
沖縄の人は 大きくて綺麗なウミガメをイメージするんですよね。
そんなの図鑑か、せいぜい水族館のガラスの向こうにしか見たことがなかったから
野生のウミガメのワイルドさにしびれました。
島に上陸すると、港から長い林道があり、その先に学校がありました。
とても大きなコンクリート製の鉄棒が印象に残りました。
島全体の雰囲気が神聖な感じがしました。
後日、かつては島全体が聖域として扱われていたと 聞いた際には、納得がいく気がしました。
おばあちゃんが通りかかったので、挨拶しましたが、少しビックリしているような素振りでした。
考えてみれば私たちが行った日は高速船が運休の日・・驚くのも無理はありませんでした。
逆にそういう日だったからこそ・・島の本当の姿をみることができた・・貴重な体験でした。
帰りも大変な波でしたが、びしょ濡れになりながら船体にしがみつくメンバーの様子を楽しみ
ました。
私はちょうど水のかからない場所に座ることができましたもので・・。
多良間島に着くと、船長の奥さんが「天日に干しておけば、すぐに乾くから、これを来て食事
をしてきな~」
とびしょ濡れのメンバーの一人にに洋服を貸してくれました。
とても自然な態度であらためて島の人のおだやかさを感じました。