社員旅行 香港 厳選いい店 本場?!グルメ旅
ホンコンの裏ゆ
食い出でてみれば
ましろにそ
丸亀のうどんに
雪はふりける
我、魔都香港に至る
はるばる香港にやってきたからには
飲茶をはじめ中華料理を満喫したい!!
ところではあるのですが
今回は、日本のチェーン店にターゲットを絞り
日本との食べ比べをしてまいりました。
なぜそんなことをしてきたのかと申しますと
近年、クールJAPANを象徴するように、日本の文化が海外に広まりつつあります。
そのなかでも日本食も1つのブームとして、海外進出する外食チェーン店が増えています。
日本の外食産業が海外進出するにあたり
1. 現地の食文化、好みに合わせた現地志向適応型
2. 日本とメニュー味付けを変えることなく勝負する王道形
の二つの戦略に大別されますが、
今回は、「1.」の最たるご当地限定メニューを食し
日本外食チェーンが香港ではやっている要因を調査するのが目的であります。
香港には吉野屋、和民、モスバーガー等等
数多くの日本チェーン店があります。
撤退した企業も少なくないとは聞きますが
街をぶらりとしただけで見慣れた看板がチラホラ
アメ横だってございます。
その他、牛角、笑笑、とんかつさぼてんなど多数
吉野家や味仙ラーメンは、至る所に!
その中で、私どもが、最初に選んだのが
「元気寿司」
和食の横綱といっても差し支えないであろう寿司が
SUSHIとして進化した姿を見届けようと思います。
元気寿司は、香港に50店舗以上
ショッピングモールでよくみかけ、香港じゅうに進出を果たしています。
まずは、一通り注文してみました。
左上におわすのが、香港限定メニュー”海老フライ巻き”
とこれまた珍しい”うなぎチーズ巻き”
一応回転寿司なのですが、注文するとさらに皿に盛り付けてだしてくれます。
お値段は、蝦が16ドル、赤貝が高くて22ドル、巻物系が20ドルで
日本で食べるより1.5倍くらいのお値段でしょうか(1香港ドル16円で計算)
追加で、”ソフトシェルクラブ巻き”と
”カニカマサラダ巻き”を注文
カニカマは、まずくはないものの色もの的な味でしたが、
ソフトシェルはかなり旨い
カリッとしたソフトシェルが巻物になったご飯と、程良くまざりあい
甘辛い味付けが、後を引く
名古屋名物、天ムスを尻尾の殻ごと食べたような味わいです。
意外だったのは、
香港は、シャコが巨大で有名と聞いていたのですが、
お寿司メニューの中には、シャコはありませんでした。
殻をむいて出すのが手間なのでしょうか。
そのかわりに、ソフトシェルクラブがあるのかもしれません。
結果:海外の寿司は巻物がおススメ、握りはいたってノーマルな味です。
次に目指したものは日本で最も好まれ
中毒者を日夜排出し続けているラーメンです。
そんな中でも、メジャークラスのラーメンチェーン
「博多 一風堂」へ
バッタラーメン!!
ではなく、伊勢海老ラーメンのようです。
ラーメンは、ここ以外にも
もっとも外国で版図を広げている味千ラーメン、日本では外国人の観光スポットになっている一蘭
また、吉野家では、ご飯ではなく出前一丁の上に牛丼を乗せて食べている
ということでかなり迷いました。
一風堂に決めたポイントとなったのがこちら
香港限定メニュー 石焼うなぎごはん
サイドメニューは、このほか焼き鳥、串揚げ、お好み焼きなどなんでもあり
一風堂に限らず、海外にでたラーメン店は専門店ではなく、
居酒屋風に、色々和食がたのしめるといったスタンスで
運営しているパターンが多いようです。
餃子専門店といいながら、中華料理がなんでも食べられる王将方式の運営です。
さて、仮面ライダーもお勧めの
伊勢蝦ラーメンを実食
日本と変わらないクオリティ
こちらが、お値段98ドルなので約1600円
これでまずかったら困る価格帯でした。
そして、石焼うなぎごはん
香港名”鰻魚石頭鍋飯”へ
ひつまぶしの味を予測しましたが予想ははずれ。
鰻の炊き込みご飯的な感覚
日本人だから感じてしまうのか
もっと、山椒の香りを、たれの香ばしさを
とんがることなく、マイルドにまとまった味ワールドワイドの味かもしれません。
これを考えると、ラーメン二郎の世界進出は難しいんではないかと、ふと思ってしまいました。
結果:ラーメンレベルは日本とほぼ同一、サイドメニューで居酒屋化
おなかはそろそろ限界の気配
最後にやってきましたが
ハワイにも進出して大成功を収めているという
「丸亀製麺」
うどんは、中国語で鳥冬とかくので
丸亀鳥冬とは、鶴亀を連想させ、日本で食べるよりもおめでたそうです。
食べるは、日本から狙いを定めてきていた
”豚骨うどん”
豚骨ラーメンならぬうどんというのが興味をそそります。
そして、限定メニューとして売り出していたマーラーうどんです。
さて、受け取ってみるとどちらも豚骨
香港は、豚骨スープがうどんのデフォなのか
そして、なぜかいらしゃるブロッコリー
果たして日本で、うどんにブロッコリーを入れる店舗があるのだろうか
お味は、太い麺とブロッコリーの肉厚さが食感のハーモニーを奏で
うどんはしっかりと(日本より7割くらいの)腰があり、豚骨味はくどくなく良くマッチしています。
そうはいっても、食べつつ
ブロッコリーはいらないような
太いラーメンをたべているような
といういろいろな想いをかきたてるおうどんでした。
一緒に、竹輪と書かれた食品も頼んでみました。
見た目からして、真ん中に穴がなく、薩摩揚げがに串を通した姿をして怪しい。
そして、食べてみると、なんとお好み焼きの味がする。
山形名物 どんどん焼きの近縁に位置しているような味でした。
今回の3つの日本チェーン店を調査した結果からすると
最初の研究テーマとした現地志向適応型
としては、丸亀製麺が郡をぬいていました。
日本のうどんが、香港の地でメタモルフォーゼ
ついには、日本国では生まれえなかった
ブロッコリー入り豚骨うどんとして適応していったのではないでしょうか。
しろそれはうどんの色
しろそれは豚骨の色
しろそれは日本のこころ
しろそれは日本食をうけいれた香港の心のキャンパス
おまけ:
食以外でも日本企業は活躍しています。
日本でも床屋会に革命を起こしたQBハウス
通称1000円カットですが
香港でも1000円なのか
そして、10分できり終わるのか
自らを持って実験しました。
ただきっても面白くないので
香港で一番クール髪型にしてくれと注文
同行者が、広東語で
一番しびれる髪型
と定員さんに注文をつけていました。
OKOKと店の人は言っていましたが、果たしてどこまで通じたのやら
ちなみにお値段、60ドル
1000円カットならぬ60香港ドルカット
現在日本のQBは1080円なので、若干香港のほうが安い
時間は15分弱で切り終わり
日本と同じように、カット後にはおしぼりと櫛がもらえます。
カット後
私も香港バージョンへメタモルフォーゼ
左右がシャキーンとバリカンで刈られ
上だけ髪を残す
日本のスポーツ刈りに似た、香港使用に変化いたいました。
次回があれば、香港トンでもメニュー in Mornig編
をやってみたいものです。
ケンタッキーや吉野家がかなりはやめちゃな、おかゆモーニング、出前一丁モーニングを出しているという話ですので
あー、日本帰ったら冷やしたぬきがたべよ